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加賀の霊峰「白山」の断崖に咲く、菊のしずくが集まって出来た幻の"菊の川"。その川から延命長寿の美酒、「加賀の菊酒」が生まれたと言われています。また、謡曲「猩猩」では、仙境の菊水は若返りの霊酒と謡われ、「加賀の菊酒」はこの霊酒のイメージをまとっています。こんなお伽噺が、「加賀の菊酒」の名を高め、太閤秀吉の醍醐の花見にも献上されたと言い伝えられています。「日榮」は、この菊酒の流れを汲む銘酒です。白山の静ひつな伏流水と、加賀の芳醇な土壌が育んだ良質の米、それが「日榮」のルーツです。
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酒造りは昔から、「一に麹(こうじ)、二にもと、三に醪(もろみ)」といわれ、これらが三位一体となって始めて旨い日本酒が生まれます。もとは酒母ともいい、字のごとく酒の母、母の基のこと。「日榮」はそのもと造りを「山廃仕込み」にしました。もと造りでは通常、雑菌の繁殖を抑えるために乳酸を加えますが「山廃仕込み」では仕込み水や空気中など自然界に存在する乳酸菌を活かして増殖させ、自然の力で乳酸が発生するのをじっくりと待ちます。
そのため、通常のもと造りの倍以上の期間がかかり、手作業も格段に増えます。
「日榮」は、旨い日本酒をお飲みいただきたいという思いから、手間と技が必要な「山廃仕込み」にこだわり、特有の力強さと奥深さを持つもとを純粋倍増し、これまでよりもコクがありながら、すっきりとした日本酒本来の旨味を実現しました。


