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| ■vol.001 |
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「水」
当蔵は霊峰白山の伏流水、手取川扇状地の中心に位置する野々市の地にあります。今、当社の蔵の地下深くからいただいている水は約百年も前にこの地に雨や雪の形で降った水が、地層という天然の濾過層を、歳月をかけて通り抜け、素晴らしい清冽な伏流水となって蔵 に入って来たものです。 日本酒は水の良し悪しが、そのお酒の味を決定する重要な要因の一つであると言っても過言ではありません。言い換えれば、日本酒はその水の個性を蔵の個性として楽しんでみることも味わい方の一つでしょう。 水には硬度という指標があります。日本酒の業界では硬度7以上を硬水、逆に3以下を軟水としています。かつて、酒造の創生期では硬水で出来た酒が辛口であるため男酒、反対に軟水から出来た酒は甘口である為に女酒と言われていました。しかし、商品の生産管理の確立された現代では、酒の醗酵にも食味にも最も適している硬度3〜4の弱軟水を使うのが最も良いとされています。 白山伏流水がまさしく、この酒造りに最も適した硬度を持つ水であり、当社では、この酒造りに最も適した水で酒造りを続けてまいりました。 そして、あと百年後に相変らずこの白山伏流水が枯れずにその恩恵にあずかれるとしたら、百年後の環境のために率先して今、自然環境との調和ということに努力してゆく必要があると考えます。 |
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