
金沢市の郊外、河北潟干拓地周辺で農業を営む井村辰二郎氏は、加賀雪梅有機純米吟醸酒の原料となる有機酒米(五百万石)の栽培に取り組む生産者です。「農家となっていまの農業について真剣に考えたときに、農薬や化学肥料を多投するやり方に疑問を感じました。もっと自分達をとりまく環境に目を向け、自然と共存し、千年先の未来に残していけるような農業を目指すべきではないか。そんな想いから有機栽培を始めたのです」(井村氏)。収穫が少なく、除草などの手間ひまが一段とかかる過酷な有機栽培。あえてそれに挑む井村氏がつくりあげた酒米(五百万石)には、食に関わる者としての責任を全うしようとする熱い想いが込められているのです。

有機米契約農家 井村辰二郎 (いむらしんじろう)
1964年4月6日、金沢八田町に生まれる。明治大学農学部農学科卒業後、金沢市内の広告代理店に勤務。8年間在職した後退職し、父のもとで農業を志す。現在、有機栽培によって大豆や麦などを生産するほか、中村酒造の契約農家として有機酒米づくりに励んでいる。 |
 |
|
|